罹患率は糖尿病と同数|早期発見で転移を防ぐ|致死率が高い癌の対策

早期発見で転移を防ぐ|致死率が高い癌の対策

看護師

罹患率は糖尿病と同数

病院

甲状腺とは胃や肺などと同様に臓器の名前で、ちょうど喉の中央辺りにある蝶ネクタイのような形をしています。主に代謝をコントロールするホルモンを作っている場所です。自動車のアクセルペダルのような働きをしていますので、アクセルを踏めば燃やす燃料が増えるわけですから、甲状腺ホルモンの分泌量が増え、体のあらゆる働きがスピードアップします。そのため、過剰に分泌されると心臓が活発に動くようになり、脈がはやくなったり、腸が活発すぎて下痢になったり、体温が上がり汗をかきやすくなります。このケースの代表例がパセドウ病です。一方、働きが低下し分泌量が減ると反対の現象が起きます。寒がりの冷え性、便秘がちになり、ひどいとうつのような症状も出ます。これが甲状腺機能低下症です。甲状腺の病気にはホルモン分泌が多すぎたり、少なすぎたりしておこるもののほかに、ホルモンの値に変化はないものの腫れやしこり等の症状がでるものもあります。

現在日本には500万人以上が何らかの甲状腺の病に悩まされているといわれています。これは、国民病ともいわれる糖尿病の患者数とほぼ同数です。甲状腺に関する病気は検査技術の進歩により、見落とされていたものが発見されるようになったというのが正しく、昔からあった病気です。しかし、良性のものが多いので医師の間でもあまり重要視されないことが多くなっています。気をつけたいのは、初期症状があいまいなので、じわじわと病気が進行していく点です。また、全身に症状が現れるので、他の病気とよく間違えられてしまいます。糖尿病の症状にはパセドウ病と同じ症状も多くありますし、橋本病の症状は更年期障害の症状とそっくりです。他の病気と区別して、正しい治療を受けるためにも、定期的な健康診断を受けることが大事です。また、不調があれば気のせい、年のせいなどと片付けずに専門医を受診することを心がけます。